5歳~6歳または11歳~12歳の子どもの予防接種が増えたって知ってる?ポリオと三種混合の任意接種について

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生後2ヶ月くらいから始まる予防接種。皆さんこれまで、予防接種の種類の多さや度重なる種類の追加、そしてスケジュール調整に四苦八苦されながら、受けてこられたことでしょう。

ところで2018年8月から、予防接種の種類が増えていることをご存じですか? 予防接種を受けても効果が下がる可能性があるということで、日本小児科学会が公表しているスケジュールには、「5回目の不活化ポリオワクチン」「三種混合」の任意接種が加わっています。関係するのは、就学前の5歳以上7歳未満のお子さん、そして11~12歳のお子さんです。対象となるお子さんをお持ちのママやパパ、ぜひともチェックしておいてください。

就学前の5歳以上7歳未満で受ける「5回目」のポリオ任意接種とは

有効な治療法がない!ポリオとは

ポリオとは、ポリオウイルスが口から入り腸で増えることで感染する病気です。多くの場合は特に明らかな症状はないのですが、重篤な場合は手足の麻痺があらわれ、一生残ってしまうことがあるのです。ポリオには有効な治療法がなく、ワクチン接種が唯一の予防方法です。

日本のポリオの予防接種

不活化ポリオワクチンは2012年11月以降、四種混合ワクチン(DPT-IPV)に含まれ、定期接種で4回の接種となっています。四種混合とは、ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)の4種類が入ったワクチンです。

四種混合は生後3ヶ月からの定期接種のため、2012年8月以降に生まれたお子さんは四種混合を受けていることになります。それ以前はポリオワクチン単体での接種でした。ポリオワクチンにも、毒性を弱められたウイルスが入っている「生ワクチン」とウイルスの感染力を失わせた「不活化ワクチン」があり、2012年9月以降は不活化ポリオワクチンが用いられています。

四種混合も含め、ワクチンの接種から時間が経つと、感染を予防する力である「抗体価」が低下するため、ポリオ発症のリスクが上がってしまいます。その抗体価を上げるべく、5回目の任意接種が日本小児科学会によって推奨されることとなりました。不活化ポリオワクチンの5回目接種は、欧米諸国の多くで小学校入学前に実施されています。

ポリオ5回目の任意接種は

不活化ポリオワクチン5回目の任意接種の対象となるのは5歳以上7歳未満のお子さんで、この間に1回接種となります。この時期には麻しん風しん(MR・定期接種)とおたふくかぜ(任意接種)、後述する三種混合もあるので、同時接種することができます。

就学前の5歳以上7歳未満で受ける「三種混合」とは

三種混合とは?「百日せき」をめぐる事情

三種混合は、ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)の3種類が入ったワクチンです。このうち百日せきは、その名の通り激しいせきが特徴の病気です。この百日せきの抗体価が、任意接種の理由です。

百日せきは現在「四種混合」で対応

百日せきの予防接種は、2012年11月から「四種混合」の定期接種の中に含まれています(三種混合だった時期もありました)。

百日せきもポリオと同様、予防接種から時間が経つと、感染を予防する力である「抗体価」が低下します。小学校入学以降の百日せき予防として就学前の5歳以上7歳未満に任意接種することが、日本小児科学会によって推奨されることとなりました。

三種混合を受ける時期は

5歳から7歳未満の間に1回受けます。この時期には麻しん風しん(MR・定期接種)とおたふくかぜ(任意接種)、ポリオ(任意接種)と同時接種することができます。

ところで「三種混合(DPT)とポリオ(IPV)を同時に行うなら、四種混合(DPT-IPV)を打つ方が手っ取り早いのでは?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか? しかしながら2018年11月時点では、四種混合は定期接種のみに限られ、三種混合とポリオの任意接種を四種混合で代用することは承認されていないのです。したがって任意接種は、三種混合とポリオの2つを打つこととなります。

11~12歳の定期接種「二種混合」を「三種混合」に置き換えることも可能

11~12歳の定期接種「二種混合」は、ジフテリア(D)、破傷風(T)の2種類です。これを百日せきも含めた「三種混合」に置き換えて接種することも可能となりました。

任意接種となることに注意

「就学前の不活化ポリオの5回目」、「就学前の三種混合の任意接種」、「11~12歳の二種混合から三種混合への置き換え」、これらは全て「任意接種」です。すなわち自費で行うことになるのでご注意ください。

 

スケジュールが密だった乳児期と比べ、予防接種が少なくなった就学前、中学入学前のお子さんだと、受け漏れの可能性も出てくるのではないでしょうか。わからないところは、かかりつけのお医者さまにも相談して、お子さんを感染症から守ってあげてくださいね。

文・しらたまよ 編集・しのむ

Source: ママスタセレクト
5歳~6歳または11歳~12歳の子どもの予防接種が増えたって知ってる?ポリオと三種混合の任意接種について

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