つけるだけで家計のムダを省けるようになる「お金のノート」のつけ方

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一家の家計をやりくりするしっかりもののママも多いと思いますが、中には毎月どんぶり勘定、家計簿なんてつけられない……というママもいるのでは? 今後マイホームなど大きな買い物を考えている、子どもの教育費にお金がかかるようになったときに備えたいなど、お金の管理が苦手でもしっかり貯めたいというママには「スマホのメモで書くだけの“お金のノート”をつけるのがいい」とおっしゃるのは田口智隆さんです。全国各地でお金に関するマネーカウンセリングや講演を行っている資産運用のプロフェッショナル田口さんに「お金のノート」のつけ方についてお話を伺いました。

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 “お金のノート”をつける目的とは

どんぶり勘定が悪いということはありませんが、やりくりが苦手な人はそもそも自分が何にお金を使っているのか把握できていないことがあります。お金が今貯められている人は今よりも貯められるように、今貯められていない人は今よりは貯められるようにと、少なくとも今よりも良くしようとなったとき、現状を知らないと対策が取れないんです。現状を知るためには、家計簿は無理だとしても何にいくら使っているのか1カ月単位で把握しないことには対策の打ちどころがないので、今の自分のお金の使い道を知るということがお金のノートをつける最初の目的です。

つけ方はいたって簡単です。その日に買った物と金額を書くだけです。食費や光熱費などのように仕分けする必要は全くありません。「◯月◯日 雑誌 ◯円」というように、買ったらすぐに書くだけでいいのです。

大切なのはつけ続けること

これはレコーディングダイエットと同じで、つけることで1日いくら使ったかが大体わかってきます。3カ月ぐらいやっていると、なんとなくだったのが、明らかに無駄なことに使っているのが数字として現れてきます。急に節約するわけではないんですが、金額を見える化することで「無駄に使っているな」というのがだんだん分かってくるんです。「あのとき無駄に使ったな」と思っても、1カ月後には忘れてまた同じことをやってしまうことはありますよね。無駄遣いのルーティンを忘れて同じことをやってしまう。でも書くことによって可視化すると「さすがにこの金額でこれを買うのはやめようかな」と、気持ちの変化も起こるんです。使ったときにすぐ書かないといけないので、スマホのメモアプリに書くのが一番いいですね。

旦那さんの分は旦那さんにも使った分を書いてもらうか、旦那さんが細かく書きたがらなければ旦那さんに渡した金額がいくらかを書いておけばいいでしょう。その一家の家計が把握できればいいので、自分がわかる書き方で問題ありません。「◯月◯日イオン◯円」と書けば食費で「デニーズ◯円」と書けば外食にいくら使ったということがわかりますよね。中身が何なのか細かくは気にせず、何にいくら使ったのか分かればいいいんです。スマホアプリも今は使いやすい物が出ているかもしれませんが、大切なのはきちんとつけ続けること。最低でも1カ月つけて振り返りをする、それを2、3カ月続けると無駄が見えてくると思います。

使ったお金は「投資」、「消費」、「浪費」に分ける

買った物と金額をメモしていくのは第1ステップ。第2ステップは、1カ月メモしたものを見返して、「投資」、「消費」、「浪費」に分けてみましょう。「投資」は将来役立つことに使うお金。「消費」は衣食住など生活する上で欠かせない物に使うお金。「浪費」は無駄だったと思われるお金です。アプリなどで色分けできるのなら、3色で色分けしてみてください。

子どものための教育資金や老後資金、来月の旅行の予算など、将来のためにとっておく積立や貯金であれば「投資」になります。収入全体の2割ぐらいをいつか使うお金として蓄えられたら合格です。無駄遣いの「浪費」は1割程度になるのがいいですね。生活費である「消費」は、結局収入の7割ぐらいに収まっていれば、そんなに気にすることはありません。

平均的な支出は参考にしなくていい

うちは食にこだわりたい、住宅やインテリアにお金かけたい、というこだわりによってかける金額は違うので、DINKSやファミリーなどの平均的な支出を参考にする必要はまったくありません。毎月入ってくるお金の中でざっくりと7割程度でやりくりするといいですね。ただ食費も住宅もレジャーも使って7割に抑えるのは難しいですよね。今は年収1千万以上ある家庭でも貯金ができない家庭もありますので、そこはその家庭が一番何に価値を置くのかを決めればいいんです。

子どもの学費のために積み立てるお金は明らかに「投資」になりますが、「消費」と「浪費」の境は曖昧です。例えばスポーツジムの会費はジムに行ってないのなら「浪費」、新聞の購読費も新聞を全く読んでいないのなら「浪費」になります。自己投資として将来に向けてお金をかけている場合もありますが、将来のことは将来にならないとわからないので、役に立てば「投資」、明らかに無駄になったものは「浪費」となるということです。

家計簿などをつけるのが苦手なら、まずは1カ月「お金のノート」をつけてみてください。記録を続けていくだけで、知らないうちに「浪費」を減らそうと気をつけるようになります。

取材、文・山内ウェンディ 編集・木村亜希

Source: ママスタセレクト
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